身体に優しい築地ごはん。
「せっかく築地にきたのだから、おいしい朝食や昼食を食べたい」
「けれど、糖質制限や海鮮系ではなく身体に優しいもの、あるいはヘルシーなものを食べたい」
この記事はそんな方々の為のセレクションです。
私は昨年から築地近辺で仕事をしており、昼ご飯やときどきは朝ごはんに築地まで出かけてごはんを食べていますので、そんな方々の為の一助になればと思い書かせていただきます。
築地といえば、2018年3月の現時点で築地場内市場が移転することが確定しており、築地場外はそのままの場所で存続する方針ということが伝わってきています。
そのため、この記事も築地場内からは少し外れて、築地場外市場、あるいはそこからもう少し外れた新富町の手前までを範囲としてセレクトさせていただきました。
〇一店目: 築地本願寺カフェ Tsumugi
築地本願寺カフェ Tsumugi店 |PRONTO -プロント-
◇3つの特徴
(撮影:樟葉 涼)
築地×ヘルシー×朝食というキーワードを用いるならば、ここは外せない店です。築地にどっしりと構える築地本願寺の境内には大きく三つの飲食店があるのですが、その中でもイチ押しとなるのがこちらのカフェとなります。
他はあんみつなど和菓子を食べる際には重宝すると思います。
カフェ Tsumugi。築地の名店や老舗が十数年、何十年と築地に根を張って経営している中で、2017年開業という新顔になります。正確には、2017年11月8日にオープンしています。
経営母体は昼はコーヒーショップ、夜はバールとして利用可能なプロントの経営母体であるプロントコーポレーションです。
お寺の朝食というと、宿坊の粗食のイメージを抱く方もあろうかと思いますが、そこはプロントが経営しているだけはあり、シンプルでありながら中身はリッチな朝食が出来上がっています。
まずは築地本願寺に入っていきましょう。
写真を撮影した日はあいにくの雨でしたが、雨なら雨でかなりよい塩梅で築地本願寺の静かなたたずまいを眺めることができました。
朝食はお粥と16種類の様々な小鉢メニューをいただくことが出来るので非常に嬉しいですね。
(撮影:樟葉 涼)
16種の中にはトマトや昆布、梅干といったシンプルなものから大山鳥の照り焼きやえびしんじょうのようなものまで手の込んだ味を少しずつ味わうことが出来ます。
(撮影:樟葉 涼)
朝食も素晴らしいのですが、昼食についても満足出来るかつヘルシーな食事をとることが出来ます。
(撮影:樟葉 涼)
まずごはんは白米、雑穀米、ひじきご飯から選択する事が出来ます。
おかわりは自由となっています。
〇二店目:築地テラス
◇3つの特徴
- 築地本願寺の向かいにある
- 朝はワンコインのスープセットやサンドイッチセット
- 昼は様々な種類のお茶やドリンクが飲み放題
(写真:食べログ公式)
モーニングで時々お世話になっている築地テラスを紹介させていただきます。
こちらモーニングメニューが充実しているのです。
(撮影:樟葉 涼)
何よりのポイントは築地のカフェでワンコインでサンドイッチとスープ、そして飲み物をオーダー出来るというところかなと思います。もちろんサンドイッチ以外にも厚切りトーストや朝のスープセットといった食欲をそそるメニューが取り揃えられています。
100円プラスでサラダもつける事が出来ますし、第1位の本願寺の朝食が満足いくとはいえ1800円プラス税である事を鑑みると、こちらはかなり使い勝手が良いと思います。
ランチはいろいろな種類のお茶やコーヒー、オレンジジュースなど10数種類の飲み物がポットやグラスに入れられた状態でドリンクバーとして利用可能なので、お昼利用もかなりお得感があります。
〇三店目: ルークウィズスカイラウンジ
銀座(東京)|レストラン ルーク ウィズ スカイラウンジ|RESTAURANT LUKE with SKY LOUNGE
◇3つの特徴
- 聖路加タワーの47Fにある
- 46Fまで行った後、専用エレベータでないといけない
- 昼はグリルランチがおすすめ、沢山食べられる方は+300円でパスタ追加可能
(撮影:樟葉 涼)
築地と新富町の間くらいにある築地から少し離れた場所にあるランチスポットです。
場所は聖路加タワーの47Fにあり、46Fまでエレベーターで登った後にさらに直通のエレベーターき乗ってたどり着くレストランです。
そうここはレストランで、かつ平日のランチでないと予約が埋まってしまい行けないというかなりの人気店でもあります。
開放的な空間で楽しむランチでは天気が良ければスカイツリーや東京タワーを眺望する事も可能です。
(撮影:樟葉 涼)
(撮影:樟葉 涼)
ここのおすすめはグリルランチで、お肉は成人男性でも満足のいく量が出てきます。
それでも満足出来ない、あるいは今日はカロリーオーバーしても良いという方はプラス300円で通常メニューと同じパスタをオーダーする事が出来ます。
本題に戻りますね。
おすすめメニューはグリルランチです。
レストランなので前菜の盛り合わせ、サラダ、メインとクオリティが高いです。
飲み物もただの水ではなく上品なお茶で非常に美味しいです。
〇四店目: 鳥藤
◇3つの特徴
- 築地魚河岸のフードコーナーにある
- 築地の市場で働く人も食べるので朝から営業。メニューは昼と同様
- 昼は蒸し鶏ごはんがおススメ、時点で鳥そば。鳥そばは替え玉もできる。
(写真:築地魚河岸公式HP)
築地で比較的新しい築地魚河岸という建物の中に入っています。
こちらは築地場内でも鮮魚ではなく食肉(鶏肉)を扱っている鳥藤の分店です。
こちらでおすすめしたいメニューは蒸し鶏ご飯です。
生姜ベースのタレが、蒸し鶏のスライスとご飯にかかっていて、そこにそっとチンゲンサイが添えられているというシンプルなメニューです。
料理としての見た目はシンガポールチキンライスに近いなと思われるかもしれません。
味の方は蒸し鶏の凝縮された旨味と生姜の混じったタレ、そしてご飯の絶妙なコンビネーションを舌に感じさせてくれます。
チンゲンサイ、蒸し鶏と食べていけばヘルシーな食事を心掛けている方でもある程度は血糖値の上昇を抑えられるでしょうし、そこ食べ方でも蒸し鶏の凝縮された旨味を味わうことが出来ます。
〇五店目: 築地ボンマルシェ
築地ボン・マルシェ - 新鮮な食材を使った新ジャンルの築地料理
◇3つの特徴
- 築地の交差点の建物
- ランチのメニューは基本的にはコース1400〜10000円を超えるものまで
- 昼はパスタランチがおススメ。前菜が多品種で美味
(写真:ぐるなび公式)
こちらでのおススメはパスタランチとさせていただきます。
築地ボンマルシェはランチとしては最低1400円からという築地の中でも少しハードルが高いランチスポットではあるのですが、こちらについても前菜、パン、メイン、珈琲か紅茶というメニュー群はそれぞれレベルの高さとヘルシーさを兼ね備えており、身体に優しい皿になっています。
下記は前菜です。
(撮影:樟葉 涼)
(撮影:樟葉 涼)
どうやら、パスタメニューについては季節毎かあるいは時期毎に変化するようで、私が訪れた時は「マグロのナポリタン」でした。
現在のHPを見ると、例が「鮎と大葉のパスタ」になっています。
〇結びに
以上、築地近辺で働くビジネスパーソンが進める身体に優しい朝食・昼食スポットでした。
せっかく築地に来たのだから、何かおいしいものを食べたいという方の一助となれたら幸いです。